World 遙か昔、まだ地上に人が住んでいた時代。 空には、崇高な神の住む国があると、信じられていた。 だから人間は、翼も無いのに空を見上げ 架空の楽園を想像し、そこへ行こうと手を伸ばした。 今なら分かる。 空には何もない。
世界背景	世界最大級と謳われたエネルギー炉の突然の爆発により、空気は有害物質に汚染され、地上全域が進入禁止区域となった。大気汚染を逃れ生き残った僅かな人間は地下シェルターでの生活を余儀なくされる。 常に物資は欠乏しているが、自治局に絶対的信頼を寄せている市民は、特に不自由なく平和な生活を送っている。（一部過疎化の進んだ地区のシェルターでは例外もある） そして、Lost Blue（最後の日）から80年目を迎える。
Lost Blue 　（最後の日）	エネルギーを作り出すために用いられた有害物質が溢れ出し、大気が汚染される。この汚染された大気は次第に空を覆い、地球上のほぼ全域を雲のように覆い尽くした。そして、かつては「青い星」と呼ばれていたこの地球から「青」を消し去る。 地上は進入禁止区域となり、避難しそびれた多くの人間が汚染物質により命を落とした。
統一社会	地下では国という概念が無く、各シェルターを地方自治局が管理している。 それをまとめているのが中央自治局。 また、思想・宗教・言語などあらゆる市民生活に統制が加えられている。代表的なものは、 １.自治局への絶対的な服従 ２.思想の統一・言語の統一 秩序を乱すものには鳳神の手により制裁が与えられる。
自治局	この地下都市を支配している三大権力のこと。 政党（監理局）：思想力 軍部（軍事局）：軍事力 学会：科学力 この三つの権力を統合して自治局と呼ぶ。
空道之書	神に関する文献や資料の殆どは、文明の衰退によって失われ、エネルギー炉の爆発によって地上に残されていた数少ない文献も、その所在が不明となった。 そんな中、奇跡的に発見された最後の書物が「空道之書」 主に鳥信仰と太陽崇拝についてが記されており、地上の復活を示唆した内容も書かれている。
鳥信仰と 　太陽崇拝	政党が提示した統一思想の一つ。空道之書の発見と同時に生まれたもの。 地上への憧れから「外の世界に存在している物」に激しい憧れを抱いたためその対象が「太陽」となった。この聖なる太陽を運んでくれるのが鳥とされており、祀られるようになった。 鳥は光と夜明けを告げる者であり、空にあって神と人とを仲介するもの。また、太陽の永遠の再生と循環を手助けする存在。
大いなる鳥	鳥信仰によって祀られている、神と人とを仲介するもの。 鳳神（オオトリノカミ）と呼ばれている。
トリビト/トリ	鳥の翼を与えられた人達。 翼の媒体になる物体を持っており、身に着けている時は翼に外すと神器になる。
神器	トリビトの翼になる媒体が形態を変えたもの。 その形は、刀・弓・銃など様々。
鳥居	「神に供えた鳥の止まり木」 鳥居とは、神が君臨する神域と人間が住む俗界を区画するもの。 元々は地上の文化（空道之書に書かれていたもの）であったが、鳥信仰の動物崇拝が広まったためシェルターの隅に立てる慣わしが生まれた。
鬼	人々の間では「大地の怒り」「地上の呪い」と呼ばれている、地上の微生物や昆虫が有害汚染物質によって謎の進化を遂げた生き物。 人間の血肉を食らう。トリビトの特殊な力を得ようとトリビトを狙っている。
オニビト	姿は人の様だが、鬼の仮面を被っているため顔は見えない。 トリビトと似たような力（神器）を持っている。